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ちゃんと変わっていますか?

 今年も残すところ後、半年となりましたね。
 思い切って始めたこの仕事も
 たくさんのご縁頂いて忙しくさせてもらっています。
 
 
 文化センターでの講座は愛知・岐阜・三重・静岡と
 東海地方全てで開講となりました。
 また文化センター以外にもいろいろな所でお仕事を頂き、
 遠くは高知、和歌山まで行かせて頂きました。
 熱心な人たちに囲まれ、カラダとココロの楽しさを聞いてもらっていると、
 勇気を出して一歩踏み出してよかったとつくづく思います。
 
 
 講演先でも、その時感じている楽しさをそのままお伝えするようにしています。
 相変わらず「正しさ」が見つからないのは師匠譲りだと思いますが、
 だからこそ現状に甘えずに成長していけるのだと感じています。
 
 
 さて今年一年の変化を考えるとカラダを通して
 ココロの形を見ていけた一年なりました。
 
 
 春先に甲野先生との稽古で背後に「なにか」を感じました。
 それまでとは違った何かがあったんです。
 それに気づいた事により、
 自分自身の身体以上に心が動いていない事が分かったんです。
 この体験がココロをカラダで感じたきっかけになっています。
 
 
 その後胸鎖関節、仙腸関節という具体的な手がかりを得て感じたのは
 全力を使う楽しさです。
 どんな状況であってもまずは自分ができることを全部やるという事。
 カラダを使い切ることで生まれる充実感、
 納得できる心は生きていく上での力となります。
 
 
 カラダを全部使い、全力で「動く」事で
 ココロも引っ張られたのか自分の中に
 「元気」という力があることを「体感」しました。
 
 もちろん言葉ではずっと知っていた「元気」です。
 それをカラダで体感できた事で、人を見る目が変わりました。
 
 
 特に子供たちに対して、表面的にみえる「良い悪い」よりも、
 その子の中にある「元気」を見つけ、方向を変えて、
 伸ばし続けていく事こそ必要なのだろうと思えたことは
 今後の指導の道しるべになりそうです。
 
 
 心も身体も大きく変わった一年でしたが、
 最後の一月でこれまでの考え方を
 180度方向転換させられるような気づきをえました。
 
 毎月通ってきていただいている人には混乱させてしまっていますが、
 必ず役に立つと確信していますので、
 少しだけ我慢をしてお付き合いください。
 
 
 その気づきというのは「手首の流れ」です。
 これまで力が流れる、
 という事は古武術の「入り口」としてお話をしてきました。
 
 力をぶつけるだけではなく、
 流していく事で身体全体の力を集めて
 「大きく」する事ができるのだと説明をしてきました。
 
 
 今でもこの考えには揺るぎはありません。
 手先だけではなく、身体全体を使ったほうが
 自分の中には充実感が生まれますからね。 
 
 
 
 ・・・ただ、出口がなかったんです。
 つまり相手との間に力を渡す「道」がなかったんです。
 それでもなぜ相手が崩れていたのか?
 
 
 それは相手の力以上の力を
 身体全体の力を集める事で出していたからです。
 今までの使い方では考えられないような力と速さが生まれてしまった事で
 それに満足してしまっていたのかもしれません。
 
 
 道がない、と言いましたが、
 自分の中では「繋がっている」と思っていました。
 ただ自分が知らない世界をイメージする事は難しいです。
 まさかこんなに柔らかく相手と繋がる世界があるとは・・・
 想像もできませんでした。
 
 
 そんな世界も実際にそれを身体で体感するとなれば話は簡単です。
 「ある」という事を前提に、触れてみる、
 それだけでその柔らかく繋がる感覚は手に入ります。
 普段どれだけ自分が力んでいるのか、それを感じる事ができます。
 
 
 難しく聞こえるかもしれませんが、
 頭で考える事ではありません。
 知識として覚えたとしてもそれは役にはたちません。
 自分の身体を実験材料にして
 「流れている感覚」「繋がっている感覚」をぜひ感じてみてください。
 
 
 ところでこの3ヶ月の間、
 自分の中に「変化」はありましたでしょうか?
 自分の「成長」を実感する事はありましたか?
 
 
 カラダラボでは目の前の苦労に対しての
 「コツ」を身につける事もできますが、
 それは私が本当に伝えたい目的ではありません。
 自分の中にある変化に気づき、
 成長していく楽しさを伝えたいんです。
 
 
 もし今の自分と3ヶ月前の自分に変化がないのであれば
 ちょっと考えてみてください。
 もしかしたらこの先10年、20年、
 変わることがないかもしれません・・・。
 
 
 不安にさせてしまってすいません。
 でもほとんどの人が自分が見ている世界、
 感じている世界で止まっているように思えるんです。
 お節介なのかもしれませんが・・・自分が変わる、
 という経験は難しい事ではないからこそ伝えていきたいんです。
 
 
 ただ「心」が変わることは難しいかもしれません。
 私は苦手でしたから。
 それでも「身体」はとにかく「変わります」。
 身体が変わることで、結果として心の中にも変化が生まれてきます。
 身体を通して自分を見ることに慣れてくれば、
 日々の生活の中にある経験だけで
 どんどんと自分の中の価値観まで変わっていきますからね、
 楽しみにしてください。
 
 
 外国に行かなくても、大きな出来事がなくても価値観は変わります。
 自分のカラダとココロは日々様々な刺激を受けています。
 カラダを通して自分の内面に向き合う事さえできれば
 毎日の生活をワクワクした気持ちで過ごす事ができるんです。
 痛みや苦しみでさえ、自分を成長させる手がかりにする事ができます。
 
 
 ただこの感覚はお金では買うことはできません。
 誰かに替わってもらう訳にもいきません。
 自分が自分に向き合う事でしか手に入らないんです。
 24時間営業のコンビニが街に溢れ、
 ネットであらゆるものが買えるようになって「便利」になったとしても、
 自分の身体と心は自分が動く事でしか見えてはきません。
 
 
 「不便」なんです。
 便利に慣れすぎてしまっていると、
 不便なものにはなかなか手が出せなくなってしまいます。
 おそらく将来は今以上に便利になるでしょう。
 様々なサービスや商品が便利さや快適さを売りに現れてくるはずです。
 でもそれは私たちにとって本当に親切なのでしょうか・・・
 考えてみてください。
 
 
 身体も心もその成長には限りがありません。
 少なくとも今の私にはゴールは見えません。
 それでも必ず、肉体は衰えていきます。老いです。
 
 ただ必ず老いていくからこそ、
 自分の生き方を振り返れるとは思いませんか?
 自分の事を考えさせてくれるのが、年をとる、
 という事なのだと思います。
 
 
 先月は「元気」がテーマでした。
 自分の中に心のエネルギーとも言うべき、力があることに驚き、
 熱く語ってしまいました。残念ながら、今その「熱さ」はありません。
 上手に解説する事はできますが、
 その元気以上に気持ちの良い事が見つかってしまったからです。
 
 
 おそらく今興奮している「手首の流れ」も
 来月にもまた「変化・成長」しているはずです。
 後を振り返ることはできません。
 それは甲野先生から学んだ事でもあります。
 ぜひ自分のカラダの見方、ココロの感じ方をつかんでください。
 
 
 年内の稽古会は限られていますが、都合があるようならご参加ください。
 メールを頂ければ稽古会の予定をお送りします。
 長々と失礼いたしました。
 
 
 追伸
 甲野先生との稽古会が決まりました。
 2月22日です。詳しくは予定表を確認ください。
 甲野先生との稽古会

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