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経験をいかに積むか、それが問題だ。

私は自信がずっとなかった人間です。

ただ、今は違います。自分に出来る事の限界が今、わからなくなっています。
 
相変わらず「頭の自分」は出来が良くありません。私が自信がなかったのは「頭の自分」しか見ていなかったからです。
「身体の自分」を見続けたおかげで、自信を持つ事ができました。
 
普通、歳を重ねれば老いて、いろいろな事が出来なくなります。
その老いを感じないまま実力を高めていくために大切なのが「経験」です。
しかし、今という時代は、この経験をうまく活用することが出来なくなってしまいました。
 
 
 
経験が軽んじられるようになったのは新しい機械やサービスの能力がいつもとびぬけてしまうからです。
経験がなくても、素人のまま、大きな仕事をする事が出来るようになりました。
うまく行っている時に問題はなかなか目につきません。問題が現れた時、大きな仕事であればあるほど、リカバリーが難しくなります。ババ抜きみたいです。
 
 
 
戦いで言えば、便利な機械やサービスは「武器」のようなもの。
強い武器は簡単に敵を倒します。スイッチ一つで街一つなくなる武器だってあるんですから。
しかし、その強い武器が相手に渡ったら、また、強い武器を使った結果、その結果に心を乱されてしまい、トラウマになってしまう事もあります。
 
単純に「勝つ」ことを願っただけでは、幸せにはなれません。
稽古は経験の大切さを教えてくれるものです。
機械やサービスを作っている側の人は常にいいものをと、研究をしているはず。しかし、利用者としてはなかなか研究しません。研究しようがないほど、機械は専門化しています。
経験の技術を高めるためにどこかで研究をする習慣が必要です。
 
 
 
 
そこで老いです。これが役に立ちます。
日常生活をただ過ごすものにしてしまうのはもったいない!立つ、座る、歩く、そんな普通の事が新しい自分を教えてくれるようになります。
 
自分の身体に生まれる「感覚」。それが研究の材料です。
感覚は人それぞれ、素晴らしい感覚なら何度もそれを感じたいでしょう。しかし、素晴らしい方の感覚はあまり、現れません。
しかし、どこかが痛い、身体が重い、苦しい、などのネガティブな感覚は毎日、私たちを苦しめますね。
 
この「ネガティブな感覚」だって、感覚です。その瞬間、自分の身体の声をはっきりと聴いています。
ただ、そのあとがよくありません。
実はこの感覚は消す事も増やす事も、生かす事も出来るんです。
 
 
 
最近ひざ痛、頭痛、腰痛など、小さな痛みですが、ずっと、続いています。
そして、あぁ、これが老いなのかもなぁ、と思いました。
この言葉だけであれば実に、ネガティブなものですが、この痛みによって気付くことができたことがあります。
痛みという身体からの声を聞いたことで動き方を変えてみました。そして気付いた事は身体を半分、半分、半分にしていく感覚です。
この事でこれまで夢だった動きが現実のものとなりました。いつかできればいいなぁ、と追い求めていたものですが、まさかこんなに簡単な事だったとは・・・。痛みのおかげです。
そして、この自覚がまた、新たな夢をもたらしてくれるはず。自分はいったい、なにを求めているんだろう、そんな事を考えるようになりました。
 
 
 
半分を続けていくと、どんどん、身体が小さくなっていく感覚があります。
身体が小さくなる感覚は意外な事を教えてくれました。相手との間に「衝突」が無くなり、その相手に回り込んだり、動き回ることができるようになります。
しかも、この相手は人でなくても大丈夫。自分が嫌なこと、気になること、「問題」というバーチャルなものに対しても有効なのです。
 
自分の心の中に嫌な気持ちがなくなれば、自分のやりたいことへとまた一つ、一歩足を出すことができるようになります。やはり、研究は運命を自分の手の中に収めることができます。
 
 

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