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ショックを受けることでいいこともある。

初めて甲野先生にお会いしたのが22歳の時です。

大学を卒業したばかりの事です。
それまで、ずっと、自分なりに練習をしてきて、素手であれば戦った時「なんとかなる」という気持ちになっていました。
 
実はあまり知られてはいないことですが、ルールがある時、勝ちを求めず逃げに逃げまくることで自分の身は案外と守ることができます。経験者と未経験者という状況では突き一つで決まることもあるでしょうが、相手も経験をしていて、ルールがあればなかなか技は決まりません。
 
 
 
本でしか知らなかった甲野先生の技を実際に受けてみると、これがもう、びっくり。
触れて抑えて、十分警戒をしていたにも関わらず、次の瞬間、なぜか、顔の前に手が。
ルールがあれば顔の前に手が来ただけではなにも変わりません。
もしかしたら、次の瞬間、こちらの技が決まり相手を倒す事もあるかもしれません。
 
でも、目の前に自分が理解できない技があるんです。
 
初心者であればすべてが初めての技です。驚くべきばかりかもしれません。
でも、何年も、何十年もやってきて、その道の先生となって、目の前にあるシンプルな動きの仕組みが「わからない」なんて・・・。
 
このショックはそれまで向き合っていたものが大きければ大きいほど大変なことになります。
 
 
 
このショックに対して「見なかったこと」にする人もいます。あまりに多くのショックは受け入れることができません。
私はぺーぺーで、なおかつ、自分に自信を持っていなかったので、守るものはなにもありませんでした。目の前にある「わからないこと」をわかりたいと思い、稽古を始めました。
 
この眼から鱗が何枚も落ちるようなショックが無ければきっと、いい話をきいた、ぐらいで終わっていたかもしれません。
 
 
 
一生懸命やっていれば上達します。
そして、世の中広いので、上には上がいてショックを受けることもあるはずです。
そのショックを活かすことができればさらに、奥が見ることができるはず。
 
ただ最近は「人それぞれ」という考え方が広がってきました。
どんどんと細分化して自分らしく生きることが楽しいよ、という考え方が受け入れられています。
この考え方は私も受け入れていますが、これは見方によっては「ルールの細分化」となって、自分のいいところを伸ばす事が出来なくなります。
衝突を嫌って避けまくると成長はできません。
 
 
 
私は根本となる「身体」を強くする方法を教わりました。
その根本を強くして、自分らしい生き方を見つけることこそ幸せへの道だと思っています。 
 
 
 
衝突は嫌な事だけじゃない、それを身体で経験できることこそ稽古です。
年齢とともに捨てること、手放すことが難しくなる、と言われています。いろんな理由があるんだと思います。でも、できれば、身軽な年寄りになりたいと思っていますので、これからも研究、稽古を続けていきたいと思います。
 
こんな楽しみを求めている人のお手伝いができればうれしく思います。

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