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自己肯定感の獲得

運命は変えられるか?

書店に行けば人気のテーマです。
決まっているのか、決まっていないのか、すぐに答えを求めてしまいますが、第3の選択を得て、私は楽に、幸せに、楽しくなれました。
 
それは「研究する」という事です。
 
 
 
運命について答えを持っている人もいるでしょう。
そういう人は自信を持って、たくさんの人にそれを伝えると思います。
そして、それによって救われる人がいます。 
 
 
 
私は答えをいろいろと見せていただきましたが、どれも、ダメでした。答えがダメなのではなく、自分に「合わなかった」のです。
 
答えは信じれる人にとっては便利なものです。迷わなくてもいいですから。
私はどれだけ皆に信頼されている答えを得ても、だめでした。すぐに迷いに振り回されてしまいます。
それは私の性格だったのですが、そのおかげで「研究する」という楽しみを得ることができました。
 
 
 
答えを外に探すのではなく、自分の中に探る方法を見つけてみると、気分は無敵です。
悩みがでてくればそれを研究すればいいことがわかったのですから。
 
 
 
私にとって「運命」は大きな興味を持てるテーマでしたが、もう一つありました。「自己肯定感」です。
一応、「自己肯定感」と呼んでは見ましたが、どうも、この言葉も合いません。
自分をただ信じればいいのに、わざわざそこに言葉はいらないはずです。
 
研究を続けてみればヒントが見えてきます。
 
 
 
最近私はこの身体には三つの指揮系統があるのかな、と考えています。
人間の欲にも三つありますね。睡眠欲、食欲、性欲です。
 
その中の食欲。ここに私は引っかかります(笑)。
食欲は面白いです。食べたいのに、食べれないのです。
美味しそうなものも、お腹がいっぱいでは食べられません。
お酒が好きでも、肉体が壊れれば飲めません。命の危機がやってきますから。
 
その食欲を担当するのが身体の大部分を占める体幹部ではないか、そう思いました。
身体はねじれます。すぐにねじれてきます。
左右にも、上下にも、前後にも、です。
そのねじれやすい身体にこれまで振り回されてきたのか、導かれてきたのか(笑)。
 
 
 
頭を主役に使う方法が見えてきて、今まで、この体幹がねじれる事で悩まされてきたのは嫌な事ではなく、悩むことができる「自由」なのかな、と思えるようになってきました。
 
ダメをダメと見ないで受け入れる事ができるようになる事こそ、稽古の良さです。
自分の中にあるものを全部見ることができる。良いものも悪いものもです。ただ、悪いと思ったものもありがたく思えるように見えたりもしますし、良いと思っていたものも手放すことができるようにもなります。
見えてくる、わかってくるという事が自己肯定感なのかな、そう思っています。
 
 
 
稽古という研究が当たり前になって外への興味は薄らぎました。外にたくさん欲しいものがある人には合わないかもしれません。
しかし、外だけがすべて、という世の中になってしまうと、私のように内側を求めていた人たちはつらくなります。世の中が便利で豊かになればなるほど、自分が置いていかれてしまう気持ちになりますから。
 
 
最近、「鼻に奥がある」という事に気付きました。
その奥に意識を集中してみると、身体の内側、裏側を意識すること、意識をし続けることができます。
多くの場合、敵は外に現れます。自分の潜在的な力を信じていても、実際に目の前に敵が現れると身体は緊張し、動かなくなります。
しかし、鼻奥の身体に集中すると、見る前よりも早く、相手を認識し、受け止められるようになります。
 
身体感覚の稽古で何度もびっくりさせてもらってきましたが、こんな身体があるとは夢にも思いませんでした。
鼻ですから主な感覚は嗅覚かな、と考えています。ただ、匂いはしません。わかりません。
それでも、そこに「ある」という事はわかります。
「ある」を認めただけで技や動きがまるっきり変わりました。
 
求めるものが技であっても、それを成立させるのは身体です。
きっと、この内側に意識を向ける感覚もそれを普段から使っている人がいるはず。ただし、それを自覚しなければ、いつか、ほかの意見に惑わされてしまう事もあるかもしれません。
 
 
稽古を通して得られる自己肯定感は自分が確信したものをしっかりと使いきることができる力です。自分がすべてを選択して生きる、そんな生き方をする事ができます。
 
11月からのワンテーマ研究会ではこれまでの「運命」に加えて「自己肯定感」も始めます。
「自己」を考える時、「身体」は多くの人にとって「未知」の部分。重い軽い、大きい小さい、そんな数字だけではない身体を見つけると、自然と自分への思いは変わります。
 
 

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