ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク
現代は目に見えないもの、数字として測定できないものはどんどんと排除している感じがありますね。
インターネットで人同士が繋がりやすくなったのも原因でしょうか。「共感」を生むものがより、高い価値を得ています。
体の中にも目に見えるもの、測定できるものがいくつもあります。
「筋肉」はその代表です。多くの人が嫌う「贅肉」も重さとして測ることができます。
「骨」もまた、その組み合わせのズレを見える化することができますね。
共感は楽しいですが共感だけでは自分を見失ってしまうかもしれません。私はそうでした。自分に自信を持てないままずっときました。
いつも、「答え」が先にあり、それをいかに早く求めるかを競っていたからです。
身体感覚は共感とは真逆かもしれません。ほぼ、自分だけのものです。ほとんど、理解を得ません。
・・・ただし、その瞬間をともにしている相手とだけは同じものを得ているのかも、そう思っています。自分であり、相手でもある瞬間をすこし感じ始めています。
共感の真逆、それが「ドキドキ」であり、「ワクワク」、そして「ゾクゾク」です。
「ドキドキ」は心臓、「ワクワク」は呼吸、「ゾクゾク」は皮膚、ちゃんとそれぞれ、生み出す「身体」がありました。
小人を見つけた!
最近私はそんな言葉で身体感覚と動きを伝えています。
その小人が教えてくれているのが「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」です。
考えるよりも先に「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」は生まれています。
一度生まれた「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」は決してなかったことにはなりません。頭で作る計画段階では予測できないもの、それが「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」です。
「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」を手掛かりとして、その後の行動を決める。身体感覚に従えばもうこれしかありません。
この感覚に気付いてみると、毎日の生活の中で意外と「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」しているな、と気付きました。
先日、名古屋は雪が降りました。その時にも、心は動きました。心の動きを言葉で表せば「ドキドキ、ワクワク、ゾクゾク」です。
ついつい、身体を動かす事に一生懸命になるとわかりやすい筋肉や骨を使いすぎてしまいます。しかし、甲野先生は「内観」の大切さを言葉にしてくれていました。内観とはなにか、それを思いながら身体を観ていくと骨や筋肉だけではない身体も見えてくるようです。
稽古は終わりがありませんね(笑)。
この楽しさを共有できる仲間を募集しています。
今月の終わり、1/28(土)、浜松に甲野善紀先生をお招きし稽古会を開催します。初めての方、運動が苦手な方も参加のできる講習会です。
詳細は下記のサイトをご覧ください。