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【稽古録】2017/10/18 クルコン

豊橋中日文化センターでの講座。
しかし、文化センターでの講座の話ではない(笑)。
豊橋までの道のりの話。
 
名古屋から豊橋まで、いつの間にか道がとっても良くなった。国道23号線がほぼ全線バイパス化して、スムーズに進める。
最近、車を買い替えた。ミニバンのハイブリッド。これまでのガソリン車に比べて燃費がいいのは確かなのだが、走り方に「コツ」がいるらしい、と聞いていた。
「滑空」という技があり、アクセルペダルをうまく操作する事によって、エンジンを止めてモーターにも負荷をかけないようにすると燃費が向上するらしい、と事前に調べてわかっていた。
 
そのペダルの感覚はなかなかに難しそうであり、どうにも、癖でつい、踏んでしまう。この1週間ほど、あれこれ工夫をしたが、今一つコツを掴めないでいた。
この車、「クルコン」という装備がついている。速度を一定にして走る事の出来る機能だ。
そのクルコンを使い、豊橋までの道のりを行き来してみた。信号のないバイパスではちょうどいい。
 
そして、結果に驚く。燃費がカタログ値を超えて伸びた。これまであれこれ、生足でごそごそしていたのに(笑)。
 
機械は凄い。人間が長い年月をかけて習得する技をひょいと乗り越える。しかし私はこの機械が嫌いじゃない。人間が作り出した機械を私は凄い!と思える。
このクルコンで出した燃費だって、初めてそれを行ったのだから楽しいのだ。これが毎日になれば慣れになり、退屈になる。機械が勝手に進化をしてくれれば、それを見守る親になれて面白いかもしれないが、まだ、そんな成長する機械は多くない。
 
生足でクルコンと戦おうとは思わない。だって、この道中、「ものすごく楽」だったから。クルコンによってもたらされた燃費と言う数字にも驚かされたが、それ以上に、身体を楽なまま過ごさせておくことが出来た事に驚いた。きっと、無意識のうちにアクセルに足を乗せ、コントロールをする、という動きが身体を緊張させてしまっていたのだろう。
 
動けば動くほど身体も心も楽になる、というのが私の理想。能力を「伸ばす」事は大切。しかし、それ以上に「気づいていない緊張に気づく」事が大切だと思っている。お腹に見つけた緊張もその類い。
 
AIがさらに進化して車が自動運転になったらバスや電車のような公共交通機関と同じように、そこにいるだけでいい、ということになるだろう。便利は便利だ。
しかし、そうなった時、自分がそこにいるだけの時、身体を緊張させずに楽に過ごさせる術を持たなければ、気づかないうちに身体を締め付けるようになる。
 
300キロの距離をあっという間に移動できるようになった。ニュースではロケット技術を使いアメリカにだって40分程度で行ける方法まで研究していると言っていた。こんな夢物語もきっと、実現するだろう。でも、その時、身体が窮屈なら心だって面白くないまま。どんなに便利になっても身体が窮屈では生きていく事が楽しくない。
そういう事に気づくにはちょっと辛い事が必要なのだが、どうも、世の中はそれを「先送り」させているように思える。
身体の凄さ、楽しさをみないのは本当にもったいない事。ロケットに乗ってもきっと毎日乗っていたらそれは通勤(笑)。でも、身体を観察したなら、通勤だって、仕事だって、どんな時にだって新しい世界を見つけられるチャンスという時間に代わってしまう。
 
これを伝えるのは大変。それはわかっている。でも、その大変さだって稽古。そこからまた、新しい身体が見つかる。結局、私はずっと、楽しく過ごせるようになるのだ(笑)。

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