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【稽古録】2017/10/21 力士に平面化を試す

稽古を重ねている力士と稽古をするために東京へ。
急に決まったものなので、今回の予定はちょっとキツキツ。金曜日、夜中の稽古を終えた後、車で東京へ向かった。台風が来ている影響で雨風が強くドキドキしながら向かう。
 
この数か月「ツイている」というのを自覚している。ちょっと考えもしないような出来事が増えている。それはいい事ばかりではなく、その後の処理など、大変な事も多々あるのだが、「想像を超えた出来事」を身近に感じられるのは結構楽しい。
そして、今回もまた、それに出会う。
 
横綱について大阪巡業に出かけた付き人がケガをして、急遽彼が大阪へと行くかもしれない、という事になった。当初、別の場所で他の一般の方と稽古を行う予定だったが、そういう事なら、とその稽古が始まる前の1時間ほど稽古をしに彼の相撲部屋へと向かった。
車で行こうか、新幹線で行こうかと迷ったが、新幹線ならこの時間は取れなかった。やっぱり、運がいい。
 
1時間とという時間だったのでとにかく、一番伝えたい事を伝える。それは「平面」という事。お腹を伸ばし、背中を意識した後、前に出ようとせずに身体を左右へと振りながら使う、という事を伝えた。
もちろん、言葉もたくさん重ねてきたが、なにより、その「感触」が伝えたかった。
実際に、私が左右への動きを意識しながら彼に当たると、彼はこちらの動きがわからず、そのまま押し出される。前への力強さがないにもかかわらず押し出されるのだから不思議なのだと思う。
 
考えもしない動きだからこそ技はかかる。逆に言えば、この「考え方」こそ秘密にしなければいけないものかもしれない。無意識的にその動きをしている人もいるかもしれない。しかし、自覚なしに動けてもそれはちょっとしたバランスの変化で消えてしまう。考え方として受け入れなければ役に立たない。
 
まったく常識とは違う考え方はなかなかすぐには身に付かない。それでも、これまでの何回かの稽古で、彼も、こちらの動き方、考え方が「変」だという事はわかっているようだ(笑)。これまでよりも、素直に聞いてくれる気がする。
それでも、その「左右と言う考え方」が技にどう生かせられるのかがまだ疑問だったのだろう。帰り際に一つ質問をもらった。
 
先に相手に左から組まれてしまった時、どうすれば右へと組み替えられるか、という事。
実際に組んでもらい、それを返してみた。すると、その動きはまさに、今日伝えた背中の最長筋を意識した左右への動きで返す事が出来る。
こちらが技を行い、そして彼がそれを真似をする。一、二度、腕を使いすぎて身体が捻じれたものの、一時間左右の動きに慣れてもらったからだと思うが細い隙間へと腕を差し込み、組手を変える事ができるのがわかったと思う。
 
次の相撲場所は九州だそう。これからの二場所はこれまでとは違う緊張になるみたい。頑張ってほしいなぁ。
 
そして、すぐさま、目黒に用意をしてもらった場所へと移動。初めて東京で「仕事」ができる。
今日の東京での仕事にはちょっと思うところがある。それはいつかやりたいなぁ、と願っていた事だからだ。
 
あまり人には言わないが実は私、願っている事は必ず叶う、と思っている。今回の東京での仕事もそう。
ただ、これをそんなことぐらいで、と思う人もいると思う。ただ仕事をするのであればそれを計画していけばそんなに難しい事ではない。場所を借りて告知をすればそれでオッケーだ。しかし、私はどうも、その計画や行動力がないらしい(笑)。基本的にこれまで、運だけで生きてきたみたいなもの。
 
今回もこれまでの縁の延長で稽古をさせてもらった。彼女の力がなければこの稽古はできなかった。そして願いは叶ったのだ。ただ、時間がかかる(笑)。
どんな願いも叶うけれども、まだ、時間は扱えない。この時間までも扱えるようになったら、あふれ出る万能感で倒れてしまうかもしれない。
 
実は今、時間というものを考えるようになっている。時間に対して自分がどちらの方向を向いているか、それが気になりだした。
願いを持って待つ、というのは未来に対して身体を向けている。この時、どうしても、願いが叶うまでの時間をソワソワとしてしまう。すぐ目の前に来そうな願いが逃げて行ってしまうのまで見えてしまう。当然心だって揺れ動かされる。
しかし、もし、未来に対して後ろ向きならどうだろう・・・。そんな事を考えている。
 
やった事のない事はドキドキだ。しかし、一度経験してみればそれは普通になる。二度目はもっと楽なはず。この「普通」というのが強いのだと思う。
願いを持ち続けられればちゃんと叶うが、その願いが無意識のうちにだめかもしれない、という逆に働いてしまう時だってある。自分で夢がかなう事に対してブレーキをかけてしまう。
 
身体は凄い、とわかって願いは必ず叶う、というところまではこれたが、時間に対してもうちょっと足らない。無意識がまだちょっと早いかな、なんて思ってしまう(笑)。
 
こんな無意識の働きまで稽古に入れだしたらもう、何時間かけたらいいのか本当にわからなくなる。しかし、伝えたいのはこういう事だ。自分の中にある無意識と対話をしてみれば誰の助けも使えなくなる。自分の力だけで掘り下げるしかない。
入り口としては身体の使い方で構わない。そこからいかに「ご自身」をみてもらうか、それを考えながらまたのんびり、名古屋へと帰ってきた。

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