フォト
2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 【稽古録】2017/11/02 「わからない」と「ロスト」 | トップページ | 【稽古録】2017/11/07 人は変わる、変わっていける »

【稽古録】2017/11/04 内臓を触れるようになる

最近、内臓を触っている(笑)。
「神輿の指」を見つけて指に独立感を得た。そのそれぞれの指が動く事でそれまで行けなかったところへと力が届くようになった。
 
初めそれは相手の指をとれる、という技になった。
昔からリアルファイトでは指をとるという技があった。指は細く、弱点なのだ。
しかし、武道が競技化してくると、指をとる事を忘れてしまった。そして、厳しい時代を生き、指をとれた人たちも次々と亡くなっている。
 
当然、知識だけは残る。
目打ち、金的、指取りなど、えげつない技がある事は知っている人は多い。しかし、それを使う機会はもちろん、練習する時間だってほとんどない。
指取りだって取られたら痛いが、相手だってその瞬間に馬鹿力で反撃をするはず。なかなか相手の攻撃が当たる間合いでじっとして指だけをとる事はできない。
 
指をとる事なんてできない、と私は思っていた。しかし、これは間違いだったのだ。
指の第二関節を意識して、力が手首側へと進まないように、抑える。その瞬間、第二関節から先を奪う事ができる。抵抗しようにもなかなか力が入らない。
瞬時に指をとれることがわかると心に余裕が生まれる。高度な崩しは必要なかったのか、とわかるのだ。
 
この指の取り方に全く想像外の使い方が見つかった。
それが「内臓に触る」という事。
第二関節から先だけに意識をして腹に当てる。そしておもむろに左右へと振るように指を入れていく。当然、反射的にお腹に力を入れる。筋肉の壁ができるし、脂肪だって手ごわい(笑)。
しかし、第二関節から先の指はその合間を縫って入り込む。
 
壁を超えた時相手の中に変化が起こる。笑うのだ(笑)。
内臓に触られる、というのは感情のスイッチになっているらしい。
見られたくないもの、触れられたくないものが腹の中にある。その隠しておきたいものをうまく発散させることができればいいが、シャイな日本人はつい、お腹にため込んでしまう。
 
内臓に触れれば感情が動くのだ。
子供達にそれを試せば彼らは激しく興奮する。そして、二度と近寄らせてくれない(笑)。
しかし、それで、彼らは自分が内臓を持っている、と自覚をする。
 
骨格は整えなくてはならない。筋肉は鍛えるもの。肌に至っては他者のものだ。
しかし、内臓はそこに「ある」もの。
自分が内臓を持っているという事を自覚して大人になるのは絶対に必要な事だ。
 
内臓はグロテスクだ。ドラマであっても手術のシーンは直視が出来ない。しかし、間違いなくそこにあり、黙々と働いている。
内臓が自覚できると身が詰まった感覚があり姿勢が変わる。いろいろと不思議なことが見つかりそうだ。

« 【稽古録】2017/11/02 「わからない」と「ロスト」 | トップページ | 【稽古録】2017/11/07 人は変わる、変わっていける »

稽古録」カテゴリの記事

山口潤のツイッター