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【稽古録】2017/11/10 一回稽古制のススメ

先週から夜の稽古に警察官の方が来ている。聞けば一年ぶりになるという。ただ、私にそんな気持ちはなかった。
久しぶりなのはもちろんだが、そんなに経っているとは・・・。
 
多くの習い事は決められた時間に行われる。月謝を払い通う。
仕組みとしてはありがたいものだが、仕事や諸事情で毎月通えなくなるとどうしても、足が遠くなる。気持ちは参加したくても久しぶりの壁はなかなか大きい。
 
甲野先生の道場は変わっていた。常に一回稽古制だったのだ。こんな教え方、教わり方があるとは思わなかった。
そこで刺激を受け、それぞれの街に帰り、それぞれが勝手に稽古をして、また刺激をもらいに先生のところへと行く。
数か月ぶり、一年ぶり、数年ぶり。普通の習い方ではありえない不真面目さがある(笑)。
 
しかし、そこに強制が無いからこそ、それぞれの心の中には自発性が生まれる。
一年ぶりに来てくれた彼もこの気楽さがあるから来てくれたのだろう。
そして一年さぼっていたわけではないはず。自分なりに考え、練習をし、自分の身体で試しに来たのだと思う。
 
しかし、こちらの稽古も止まってはいない。一年前の事は全部忘れていいよ、と伝え、とりあえず漫画のように人が飛んでいく突きを体験してもらった。
その瞬間、「久しぶり」という空気はまるでなくなり、目が白黒して、さっそくこの技はなんですか!と稽古になった。これだから一回稽古制の稽古は楽しいのだ。

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