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【稽古録】2017/11/15 内臓は膨大な時間を持っている

どうやら私は長距離のドライブと相性がいい。のんびりとしたバイパスを定速で走っていると、頭の中はすぅ~と静かになる。
そして今日も豊橋からの帰り、ひとつひらめいた事があった。
このひらめきによって、何かが生まれるわけではない。しかし、間違いなく私の心はこれで軽くなり、楽しく、幸せになった。
 
そのひらめきとはこうだ。
生まれてからの時間は骨や筋肉を作る。しかし、生まれる前の時間は内臓を作るのではないか、という事。
今、私の興味は内臓に向いている。これまで見てこなかった内臓を見直している。
内臓は考えれば考えるほど、たくさんの事に気づかせてくれる。
これまでとは全く違う、大きな世界を考えさせてくれるのだが、なぜだろう、と思っていたがその理由がわかったのだ。
 
大きな世界を見せてくれる理由とは、内臓が膨大な時間をかけて作られたものだからだったのか、と今日気がついたのだ。
母親のお腹の中にいる時間は10か月。我々が測れる時間としては長くない。しかし、その10か月の間に小さな受精卵は何万年、何億年かの進化をたどる。命の不思議さだ。
 
人になる以前に私たちは猿だったのだろうか。猿になる前、両生類や魚だったのだろうか。それは良くわからない。
しかし、命の始まりから膨大な時間をかけてヒトにまで進んできたのは間違いないと思う。
肉体においてはヒトに生まれたならば、もう次だってヒトだ。後戻りはない。
 
内臓が目に見えなくて、意識がしづらいというのも無意識という領域を想像させてくれる。
内臓を意識した時、その膨大な時間を自分のものと感じることが出来る気がする。
この事が心を楽しくさせるのだ。
 
言葉で説明する事は困難。しかし、身体を通して触れ合えば必ず伝わる。その時、感応しあうのが内臓に違いない、と考えている。いやぁ~楽しい。

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